
その16:現場の職人さんは、物解りの悪い頑固者か?あのね、ちょっと想像してみて下さい。
まったく同じ素材、同じ厚みで作られた壁で囲まれた、AとBの2つの部屋があります。
もちろん天井高も同じ。(ややこしいので、窓や隙間のない、完全閉鎖空間と仮定します。
「どこから人間出入りするんだ?」の質問はなし。 あくまでも仮定、空想ね空想。)
Aの部屋は、Bの部屋の9倍の広さがあります。ここに、音の出るスピーカーを設置して音を出し、サウンドデシベルメーター(騒音計)を使って、
音の大きさを計測します。

スピーカーとサウンドデシベルメーターの距離は1定に保ち、スピーカーの位置をA⇒B、B⇒Aに変えて、音量計測した場合、デシベルメーターの示す計測数値は同じだと思います? 境界線(図の中の緑色の点線部分)に、壁と同じ素材、厚みのドアをつけて開け閉めして、
音の透過損失=遮音能力、計測した場合は? いい? 防音工事で一番最初に大事なのは、遮音能力よ?
これね、実際にこんな部屋を作って現実に音量計測したわけじゃないから、いいかげんで
根拠のない、不確かな想像でしかないけど、、。おそらく、小さいBの部屋の方がうるさいはず。
狭い部屋のほうが反射反響音が大きい上に、音の拡散減衰も望めない。音の逃げ場もないし。
=音漏れが大きくなる。=遮音効果が低くなる。出す音量や、周波数帯によるだろうけど、10dbどころの差じゃないと思う(あくまでも想像ね)。
でもD30等級(JIS)とD40等級(JIS)、500HZ付近の軽減差は10dbでも、決定的に性能の差あるよ。
で、うるさいってんで、防音工事して、壁を分厚く、重くします。
部屋の中の音、えらいことになるよね? たぶん。(←まぁ、たぶん、、。)ここで、どえらい事がわかります。 このブログの存亡の危機です。
同じ素材、同じ壁厚でも、部屋の広さ形で遮音効果に差が出るってことは、、。メーカーが厳正に、法外な大金と、人材、時間を使って、公的研究機関(天下りの弊害、
無能による被害拡大はあるけどさ)、許認可団体からお墨付き貰って、D20、D30、
D40等級(JIS)を明示しても、、、。
意味ない。ってことですぜ?
メーカー推奨のD30等級(JIS)の遮音パネルと遮音シート、極厚グラスウール使って、
部屋全体施工したんだから、遮音等級は最低でもD30等級(JIS)はあるはずだろ?
ないとおかしいじゃん? 材料代いくら掛かったと思ってんの?って、言ったり考えたりしてる時点で
無知だ。ってことでしょ?
だって、AとBの部屋で遮音効果違うのよ?同んなじ壁なのに、、。
音の響き方、聞こえ方、逃げ道、反射云々、、。っていうのは、防音工事の現場とは直接関係ない
(まあ、関係なくもないけどさ)事だったりするわけです。
現場の職人さん、図面見て、いかに正確に手早く、安全にきれいに施工できるかどうかが、存在理由、生命線でょ?
「へ? D30等級(JIS)のシート使ってますから。D30等級(JIS)の効果、あるんでしょ?」防音工事の専門家と言っても、幅広い知識と経験、たくさんの試行錯誤と、実験、試験を繰り返し行ってきたという、研究者レベルの話と、防音工事を実際に図面見て施工する現場側、商品として販売する営業側には知識や経験、理解のへだたりがあるっていう、あたりまえのことね。
だからお客さん、怒るんですよ。「ばか高いD30等級(JIS)のパネル使って工事したのに、D30等級(JIS)の効果がないのはおかしい!」って。
もしくは、
工事の着工前に、
「D30等級(JIS)相当の効果を約束、保証してくれないのはおかしい!?」って。業者が約束できんのは、使う材料の種類や品番、施工方法や納期なんかの過程責任だけで、防音=遮音効果なんかの結果責任はとれないわけですよ、現実問題として。
遮音効果や、音の反射、反響は出来上がって実際に音出さないとわかんないからさ。でさ、十分な遮音効果上げても、、。
、「何か気持ち悪い。 息が詰まる。 反射音が気にさわる」って、言うんだぜ?
じゃあ、現場の俺に一体どうしろ!?って言うんだよぉ??ここで、ひとつの疑問が解けます。
以前の記事で、「JISによらない独自の測定で、軽減数値を明示、公開してもいいんじゃないの? まじめに素材開発や、組み合わせの試行錯誤してるんなら、ありのままの軽減数値を宣伝しても問題ないんじゃないの?」って、書きました。
(←「D値を掘り下げてみる」っていう記事)大切なのは壁の素材や組み合わせ、分厚さももちろんなんですが、部屋の大きさと形も、ものすごく重要なんです。1番数値的にすぐれた部屋を作って、実際に(たとえ設計段階で気付かなかったとしても)計測した数値をありのまま、宣伝したら、数値的に全然だめな部屋で計測したペケ数値を持って、
糞クレームくるってことですぜ?クレーム対策上、JISより効果の上がった数値、公開したくても、公開できないんですよ。
当然、メーカーが公開できる数値は、
JISのグラフ、丸写しになる。もっとすごい事もわかります。非常に性能のいい、素材や組み合わせを発見したとしても、部屋の大きさや形で計測数値が変わる以上、決められた形、大きさの
「すでにできあがった部屋」として販売したほうが、数値に責任持てるって話です。
だから、防音ルームなんだ。
なんだ、そうか。
posted by よいこはまねしちゃだめだよ。 at 07:56| ロサンゼルス

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反射音
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